こんにちは。
今回は補助金申請書(事業計画書)の添削サービスの紹介記事です。
興味のない方は読み飛ばしていただいても結構です。
添削サービスってどうなの?
結論は、オススメです。
添削サービスに申し込むメリットとデメリットを順番に説明します。
メリット
メリットを挙げるとすると以下の5つになります。
- 自分の書いた申請書を第三者に見てもらえること
- 長年の経験と実績に基づいた的確なアドバイス
- 低料金(成功報酬なし)
- 申請書の出来栄えが点数でわかる
- 総評で全体としてどう直せばよいかわかる
- 各コメントで個々の修正ポイントがわかる
自分の書いた申請書を第三者に見てもらえること
これが最大のメリットかもしれません。実際に申請書を書いてみるとわかると思いますが、分量も多く、非常に時間のかかる作業なので、書いているうちに当初考えていたことと違うことを書いてしまうケースはざらにあります。これを自分で気づくのは難しく他人に読んでもらうのが一番です。
また社内の誰かに読んでもらうのも手ですが、同じ会社の人間には理解できても、社外の人間には理解できないというケースが多々あります。
そのため、第三者に申請書を読んでもらうというのは非常にメリットが大きいです。
長年の経験と実績に基づいた的確なアドバイス
補助金申請書を100件以上書き、うち80件以上が採択されている実績があります。審査項目に沿って申請書を書くという科学的アプローチから的確なアドバイスを行うことができます。
低料金(成功報酬なし)
補助金申請書の添削を行っているサービスは他にもありますが、料金は、「着手金+成功報酬」となっているパターンが少なくありません。当社の添削サービスは5万円のみです(今後はわかりませんが、今のところ成功報酬は頂いていません。)
他のコンサルタントの料金体系を確認すればわかると思いますが、5万円というのはかなり低料金だと思います。
申請書の出来栄えが点数でわかる
申請書の出来栄えを点数化しています(初回添削時のみ)。現時点で採択が近いのか遠いのか数字で把握することができます。
総評で全体としてどう直せばよいかわかる
申請書全体を通じて良かった点、改善点、アドバイスを一枚にまとめたレポートをお渡ししています。このレポートを読むことで修正方針を知ることができます。
各コメントで個々の修正ポイントがわかる
WordもしくはGoogleドキュメントのコメント機能を使って、個々の問題点と修正に向けたアドバイスをいたします。具体的にどこをどう修正すればよいのかを知ることができます。
デメリット
もちろん、料金を安くしている分、デメリットもあります。
- 自分である程度の申請書を書けないと添削をメリットが低い
- 申請書を書き始める前に事業計画の骨子やシナリオをアドバイスできない
- やり取りはメールかSNSに限定(対面での打合せやZoom会議も行いません)
- そのままコピペして使えるような記載例は原則なし
- 添削回数は3回まで(合格レベルに到達するまでフォローしません)
自分である程度の申請書を書けないと添削をメリットが低い
当たり前ですが、記述量の少なすぎる申請書は添削のしようがありません。そういう場合は、わざわざ添削サービスを利用するメリットは低いと思います。
申請書を書きはじめる前に事業計画の骨子やシナリオをアドバイスできない
これが最大のデメリットかもしれませんが、申請書を書くうえで最も大切な骨子づくりをサポートしていません。サポートしない理由は骨子づくりには相応の時間と情報が必要になるからです。したがって、ご自身で事業計画の骨子やシナリオを考えていただく必要があります。
ただし、申請書に書いてある骨子やシナリオに対する指摘とアドバイスは総評の中で行うようにはしています。ですが、せっかく申請書を書いた後に骨子やシナリオに問題があると指摘されると、最悪の場合、全てを書き直しになることもあり辛いものがあります。
やり取りはメールかSNSに限定(対面での打合せやZoom会議も行いません)
単純に工数の問題です。ただし、必要に応じて電話サポートは可です。
そのままコピペして使えるような記載例は原則なし
どのように修正すべきかというコメントはしますが、コピペレベルの記載例を書くことは原則していません。
ただし、修正方法を具体的にイメージしていただくために必要な場合は、記載例を書いて説明するようにしています。
添削回数は3回まで(合格レベルに到達するまでフォローしません)
添削回数は1回でも2回でも3回でも一律5万円とさせていただいています。添削回数を3回までとする理由は、回数制限を設けないと永遠に添削のキャッチボールが続いてしまうことがあるからです。
ただし、1回あたり5,000円かかりますが、添削回数を追加することは可能です。
こんな人に向いている
これに尽きます。
- 自分で計画書をある程度書ける方
- 痛い部分を指摘されても粘り強く頑張れる方
実は専門家が書いた申請書の添削も多数請け負っています。
添削サービスをやることになったのは、同業の中小企業診断士からお願いされたのがきっかけです。
基本的には面識のある方、あるいは面識のある方からの紹介という形でのご縁で依頼を頂いてきました。
過去に添削サービスの依頼があった専門家
- 補助金コンサルティングの経験値が浅い中小企業診断士
- 金融機関(コンサルティング部門)の職員
- 別のテーマで支援している顧問先から補助金支援を頼まれた経営コンサルタント
事前相談は可能か?
以下のようなご相談は無料で対応可能です。
- 自社の事業が補助対象になるか(採択の見込みがあるか)どうか相談したい
- 他に使えそうな補助金がないか相談したい
- 申請書の作成をお願いするか、添削をお願いするか迷っている
- 添削サービスに申し込んだ場合、どのような支援が受けられるのか確認したい
申請書の書き方に関する個別のアドバイスは行っていません。
相談があった場合は以下の記事をご案内しています。
【保存版】事業計画書の書き方「ものづくり補助金」(2月15日更新)
こんにちは。 補助金獲得のコンサル歴は12年。 これまでの採択件数は80件以上、採択率は「80%~90%」 ...
続きを見る
添削対象
以下の補助金申請で作成する事業計画書を添削対象としています。
- 事業再構築補助金
- ものづくり補助金
- 小規模事業者持続化補助金
- 躍進的事業推進のための設備投資支援事業(東京都のみ)
- 明日にチャレンジ中小企業基盤強化事業
- ジャパンブランド
- その他については別途ご相談ください。
添削の内容は?
送っていただいた書類(Word形式またはGoogleドキュメント形式)にコメント挿入機能を使って、コメントを入れます。
こんな感じで、だいたい20~30個ほどの指摘・修正助言をコメントしています。
添削の観点
いろいろありますが、特に以下の観点を重視して申請書を読んでいます。
ただし、どういう読み方をするのかは人によるので審査員が私と同じ読み方をするとは限りません。
- 審査項目にきちんと触れられているか
- 自社がどんな会社なのか伝わってくるか
- 補助事業で開発する予定の商品やサービスが明確にイメージできるか
- 開発の流れをきちんと説明したうえで問題となりそうな箇所に焦点を当てているか
- 市場ニーズや顧客ターゲット層は明確か
その他には、
- そもそも記載があるか
- 記載はわかりやすいか
- 図や写真をちゃんと使っているか
- 論理矛盾はないか
- 視認性は良いか
- 誤記はないか
をチェックするようにしています。
初回添削に限り、評点と総評もお送りしています
こんな感じでまとめたものをお送りしています。評点は公募要項に記載されている審査項目に基づいて、各項目10点満点の合計120点満点で点数化しています。
ただし、配点や重みづけなどは考慮しておらず、あくまで疑似的なシミュレーションとなります。
総評については、全体を通じて良かった点、改善点、アドバイスを記載しています。これは非常に評判が良いです。
どれくらい採択されるの?
2021年2月時点で、累積21件の添削支援を行い、うち19件が採択されています。
- ものづくり補助金:16件(うち13件採択、1件結果待ち)
- 小規模事業者持続化補助金:5件(うち4件採択、1件結果待ち)
添削を終えた後の印象では、「たぶん、大丈夫」と思えた申請書は半分もありませんでしたので、正直いって出来すぎな印象です。
おそらく相当頑張って最終稿を仕上げたか、運が良かったのどちらかだと思います。
当たり前ですが、今後もこの採択率を維持できる保証はありません。
添削サービスを受けた方の声
自身がクライアント企業に対して補助金支援を行っている専門家の方からは、
とても勉強になりました
という声がほとんどですが、
自らが補助金申請を行う事業者様の場合、
- とても勉強になりました
- (添削の過程を通じて)モヤモヤしていたものが整理されました
- もう採択されてもされなくてもどっちでもいいくらい疲れました。完全燃焼しました。
という声が多いです。
特に最後のは、ご本人の頑張り・執念がとてもよく伝わってくる印象的な感想です。
どうやって申し込むの?
下記のお問合せフォームから「添削希望」の旨を記載してください。
費用が発生するのは、添削をお申込みいただき、当社に申請書をお送りいただいた時点とします。
なので、添削をお申込みいだいたものの「申請書の作成が間に合わない」「他の補助金に応募することにした」「他のコンサルタントに作成依頼をお願いすることにした」などの理由でキャンセルする場合も特にキャンセル料は発生しません。
途中で挫折してしまったら・・・
自分では「ほぼ完ぺき」と思っていたのに、あちこちでダメ出しをされてしまって挫折しそうになる気持ちはよくわかります。当社が修正を無理強いすることはありません。ですが、申請書を自分で書くことには挫折したけど、補助金申請だけは何とかやりたいという方も少なくないことでしょう。
その場合は、申請書の作成支援も当社でお受けする契約に変更していだいても構いません。料金は基本報酬10万円+成功報酬10%となりますが、添削サービスでお支払いいただいた分は値引きいたします。ただし、申請期限まで残り日数が短い場合は申込内容の変更をお断りさせていただく場合があります。